産後の骨盤の開き
産後の骨盤の開き
産後のママさんがとても気にされるのが、骨盤の開きです。骨盤が開くと、産前に履けていたパンツが履けなくなってしまったり、骨盤の横幅が広く感じたり、太ももが太くかんじたり、お尻が垂れてきたりなど、体型が変わることが気になりますよね。
では、どうして骨盤が開いてしまうのでしょうか。
産後の骨盤の開きの原因
産後の骨盤の開きの主な原因は、妊娠中に分泌されるホルモンの影響です。 妊娠中に女性の体は、リラックスホルモンであるRelaxin(リラクシン)を分泌し、骨盤の関節を柔らかくすることで、出産の時に赤ちゃんが産道を通過しやすくします。その結果、骨盤の関節が広がり、開いてしまうのです。
産後の骨盤の開きの症状
産後の骨盤の開きには次のような症状があります
１．腰痛や仙腸関節痛の悪化
骨盤の開きにより、普段あまり負担のかからない仙腸関節(骨盤の関節)に過度に負担がかかり、腰痛や仙腸関節痛になり、悪化することがあります。
２．膀胱や直腸の機能障害
骨盤の広がりにより、膀胱や直腸の位置が産後前の骨盤の時と変わることで機能が低下し、尿失禁や便秘などの機能障害が生じる場合があります。
３．骨盤の不安定感
骨盤の関節が広がることで、骨盤についている人体が緩んで機能が低下する、骨盤周りに筋肉が緩んで機能が低下するなどが原因で骨盤の安定性が低下し、不安定感やふらつきを感じることがあります。
４．股関節の痛み
骨盤の開きにより、股関節の位置や動作が変化することがあります。その結果、股関節にかかる負担が大きくなり、股関節周辺の痛みや違和感が生じてきます。
５．歩行困難やバランスの悪さ
体幹・臀部・下半身の筋力低下が原因で骨盤の不安定が起こってしまい、歩行時にバランスを取りづらくなることがあります。そのため、足の痛みや疲労感が現れることが多いです。
６．腹部の下垂感やゆるみ
骨盤の開きにより、腹直筋・腹横筋などの腹部の筋肉や組織が緩み、腹部の下垂感やゆるみ(ぽっこりお腹)が生じることがあります。
ただし、これらの症状は個人によって異なり、骨盤の開きの程度や個人の体質、妊娠・出産の経験によっても症状が変わる可能性があります。症状が気になる場合は、あおば整骨院にご相談ください、適切なアドバイスや治療方法をご案内いたします。
