ちょっとした不調 もしかして隠れ貧血
貧血によくある症状とは
女性ならば貧血は当たり前、貧血は我慢するしかないんだ。と思って貧血を放置してしまう女性も多いのではないでしょうか。
2015年の厚生労働省の調査によると、日本人女性の約10人に1人は貧血の症状に悩んでいます。月経のある女性に限っていうと、その数は5人に1人は貧血になっているとも言われていいるのです。
貧血は血が少なくなると思われがちですが、血液の量は変わりません。血液中の赤血球の量と質が低下することで起こるのです。
どんな症状があるかというと
・首や肩が凝ることが多い
・朝起きるのが苦手
・頻繁な頭痛や肩こりに悩まされている
・月経前後になると不調がでてくる
・普段からイライラ・憂鬱・落ち込むことがある
・なんとなく疲れやすい
・仕事に集中出来ない
このような症状があったら「隠れ貧血」の可能性があるので注意しましょう。
なぜ隠れ貧血に?
隠れ貧血の原因として最も多いのは、体中に酸素を運ぶ働きをするヘモグロビンの重要な材料である鉄分が不足することによる鉄欠乏性貧血です。
30数年前までは日本人の鉄分摂取量は 1日13mg以上でしたが、現在では1日 7mg程度にまで減ってきているのです。
ヘモグロビンの値は、成人男性で「13g/dL未満」、成人女性で「12g/dL未満」、80歳以上の場合は「11g/dL未満」で貧血と診断されるのです。
隠れ貧血の原因
原因①―野菜に入っている栄養が減少している
多くの野菜は品種改良や土壌改良により、野菜の栄養価が昔と比べて少なくなってきています。ほうれん草に含まれている鉄分は、50年前と比べ85%も減少しているとも言われています。
原因②ー添加物(加工食品)や甘い物の摂取
ミネラルは添加物と結合して吸収を阻害するため、ミネラルが大量に使われるので不足してしまいます。また白砂糖の摂り過ぎは体内のミネラルを大量に浪費してしまうのです。
原因③ー便秘などの「腸内環境の悪化」
食べ物はしっかり消化されてから、腸で初めて体内に吸収されます。 腸内環境が悪いと、未消化になり体内に吸収されず体外へ排出されてしまうため、ミネラルも吸収されません。
鉄分は人間が体内で合成できない栄養素
貧血と大きく関係する鉄分は人間が体内で合成できない栄養素です。
鉄分を補給するためには食べ物かサプリメントで外部摂取するしか方法がありません。
鉄分は体内で生成できないので、外部から補わなければどんどん減ってしまい、貧血が悪化する原因になるのです。
鉄分を十分に摂取するには
いくら野菜を摂っても野菜の栄養が減っているため、体に必要量の栄養が摂れないことが多いです。そのため「質的栄養失調」が起きてしまいます。ミネラルに関してはサプリメントで補わなければ、体に十分に栄養を摂取出来ないと言われるお医者さんもいるのです。
鉄分だけでなくマルチミネラルが効果的
鉄分だけ多くとっても、他のミネラルが少ないと鉄分の効果が減ってしまいます。ミネラルの摂取はバランスが大事!
マルチミネラルはすべてのミネラルをバランスよく配合しているので、鉄分の効果も出やすく貧血の対策にもなります。